アップセル・LP制作フロー

新規案件との違い

アップセル案件は「既存ページを改修/追加する」ことが主体です。
アップセル・LPは公開中のアカウントで作業を行うケースが多いため、既存のページに影響を与えないよう、慎重に対応し、正確な実装を心がけてください。 

制作における基本原則

原則 内容 目的・理由
ページ名のルールを徹底 ページ名に必ず「【ベーシック編集中】」を付ける 作業中ページを明確にし、顧客と作業のバッティングを防止
非公開状態で作業

編集中は必ず「非公開」設定で進める。
テスト公開が必要な場合は必ず「NOINDEX設定」をする

一般ユーザーに誤って見せないため
CSSは追記方式 既存コードは直接変更せず、作業日の日付・対象ページ名のコメントを付けて新規のクラスを付与する 既存デザインを壊さない/後から修正しやすくする
共通エリアは分離 共通ナビやフッターなどは複製ページで、共通エリアのチェックを外して編集し、確認後に本番へ反映 公開中の既存デザインを壊さないため

準備・ルール編

1. 対象ページの準備

すべてのケースで、ページ名の先頭に「【ベーシック編集中】」を付けてください。  
(顧客と作業がバッティングしないよう、制作中ページを明確にするため)

  • 新規ページ作成の場合:新規ページを作成する
  • 既存ページ改修の場合:対象ページを複製する

※複数のページがある場合は、新規ページを作成し、ページ名を「【ベーシック編集中】」と付け、その配下に複製した各ページをまとめておくと、後で確認がしやすくなります。

2. ページの表示状態は「非公開」のまま

ページの表示状態は「非公開」のまま作業します。
※アップセルやLPの作業は、公開中のアカウント上で行われることが多いため、作業中のページが誤ってユーザーに見えてしまう可能性があります。必ず非公開状態で作業を進めてください。
なお、テスト公開モードのアカウントの場合は、ページを「公開中」にしても問題ありません。

対象ページの表示チェック

非公開ページを確認したい場合は「プレビュー」の共有URLで確認します。
※「このリンクを無効にして再発行する」を押すと、それまで使用していた共有URLは無効になります。無効化されたURLは ferret One にログインしている方しか閲覧できなくなるためご注意ください。
表示状態を「公開」にする場合

記事リスト表示やフォームのサンクスページURL設定などで、一時的に公開が必要な場合は、以下の手順で行ってください。

手順:

  1. ディレクターに、作業上の必要があり、一時的にページを公開する旨を伝える。
  2. ページ一覧から対象のページを選択し、ページ設定内の「このページをサイト内検索の検索結果から除外する」にチェックを入れる。
  3. SEO設定のタブに移動し、「検索エンジンに対して、インデックスされないように設定する(NOINDEX)」にチェック入れる。
  4. 対象ページを公開状態にして表示確認を行う。
  5. 確認後、表示状態を「非公開」に戻す。
  6. 「ステップ2・3」のチェックを外す。

具体的組み込み方法

各CSSの追記方法

1.1 - サービスサイトを踏襲したCSSの追記をする場合

  • 既存のCSSに新たなスタイルを追加する場合は、対象箇所に追記し、必ず追加内容の上にコメントアウトで日付と対象ページ名を記載してください。(例://サービス一覧 20240919追加
    ※複数のクラスを続けて記述する場合は、どこからどこまでが今回の追記内容なのかがわかるように「//サービス一覧 20240919追加ここまで」のように、終わりを示すコメントアウトも書いてください。
  • セクションや行(row)、カラム(col)をまたいでCSSを追記する場合は、独自のネストを既存のネストの下に追加しても問題ありません
    ※コメントアウトを複数箇所に「//20240919追加」と分散して記載するよりも、1箇所にまとめた方が確認や修正がしやすくなります。
新たなネストを追加する場合の記述例

/*----------------------------------
      main(コンテンツ)
----------------------------------*/
/*--- TOP ---*/
.theme-fo-base {
  //既存のネスト
}

/*--- TOP(20240919追加) ---*/
.theme-fo-base {
  //アップセルで追記するもの
}
/*--- TOP(20240919追加)ここまで ---*/

既存のデザインを修正する場合の注意点

既存のコードに修正を加える際は、以下方法のどちらかでお願いします。

  • 別のクラスを作成して組み込み、サイトチェック後、本番反映時に元のスタイルに上書きする。
  • 既存のパーツに付いているクラスを新しく作成したクラスに変更する。

既存のクラスに直接追記すると、公開ページに影響が出てしまうため、ご注意ください。

1.2 - 共通エリアを改修する場合

アップセルで共通エリアを改修する場合は下記の手順で作業をお願いします。
手順
  1. 対象のページを複製する。
  2. ページ名の頭に【ベーシック編集中】とつける。 
  3. ページ設定で、編集したいエリアの「共通エリアの使用(ナビ・ヘッダー・フッターなど)」のチェックを外す。
    ※チェックを外すことで、そのページ独自のエリアとして切り離すことができるため、公開ページに影響を与えずに更新することが可能になります。
    ※共通エリアをそのまま編集すると、公開ページにも影響が出てしまうため、必ずチェックを外して独立させてください。
  4. 独立させたナビやフッターを指示通りに編集する。
  5. CSSを追記する場合は、既存のクラスとは別に用意し、その中でスタイルを調整する。
  6. サイトチェック完了後、本番反映時に用意したパーツを共通エリアに反映する。
注意事項
共通エリアの作業中に「共通エリアの使用」にチェックを入れてしまうと、それまで作業していた内容が共通エリアに上書きされてしまうため、チェックを入れないようにしてください。

1.3 - サービスサイトと別でトンマナがある場合

ディレクターに確認し、ベースデザイン設定の追加が可能であれば、追加し編集画面のベースデザインから変更してください。
一方、追加ができない場合や、ベースデザイン設定を1つしか持てないアカウントの場合は、以下の方法でCSSを追記してください。
一部セクションやコンテンツのみトンマナを変更したい場合

対象となるセクションには独自のクラスを付与し、その上でベースデザイン設定の変数を上書きすることでトンマナを変更します。
変数の上書きには下記のmixinを利用し、必要な値を指定してください。

@mixin fo-base-design {
  --fo-main-color: rgba(61, 141, 204, 1);
  --fo-sub-color: rgba(30, 45, 95, 1);
  --fo-accent-color: rgba(152, 187, 209, 1);
  --fo-background-color1: rgba(255, 255, 255, 1);
  --fo-background-color2: rgba(245, 250, 254, 1);
  --fo-shadow-color: rgba(0, 105, 114, 0.07);
  --fo-h1-font-size-pc: 46px;
  --fo-h2-font-size-pc: 38px;
  --fo-h3-font-size-pc: 28px;
  --fo-h4-font-size-pc: 24px;
  --fo-h5-font-size-pc: 20px;
  --fo-h1-font-size-sp: 32px;
  --fo-h2-font-size-sp: 28px;
  --fo-h3-font-size-sp: 24px;
  --fo-h4-font-size-sp: 20px;
  --fo-h5-font-size-sp: 18px;
  --fo-text-font-size-pc: 16px;
  --fo-text-font-size-sp: 16px;
  --fo-text-line-height: 1.75;
  --fo-text-letter-spacing: 0.1em;
  --fo-heading-letter-spacing: 0.03em;
  --fo-heading-line-height: 1.5;
  --fo-button-download-fa-unicode: '';
  --fo-button-contact-fa-unicode: '';
  --fo-tag-border-radius: 0;
  --fo-tag-background-color: rgba(25, 156, 233, 1);
  --fo-tag-border-color: rgba(25, 156, 233, 1);
  --fo-tag-text-color: rgba(255, 255, 255, 1);
  --fo-button-large-min-width-pc: 350px;
  --fo-button-large-min-width-sp: 100%;
  --fo-button-medium-min-width-pc: 280px;
  --fo-button-medium-min-width-sp: 90%;
  --fo-button-small-min-width-pc: 200px;
  --fo-button-small-min-width-sp: 80%;
  --fo-spacing-coef: 1;
  --fo-button-large-font-size: 20px;
  --fo-button-medium-font-size: 16px;
  --fo-button-small-font-size: 14px;
  --fo-heading-main-color: rgba(0, 10, 52, 1);
  --fo-heading-accent-color: rgba(45, 110, 179, 1);
  --fo-heading-font-family: Noto Sans JP;
  --fo-heading-link-color: rgba(53, 154, 208, 1);
  --fo-heading-link-hover-opacity: 0.4;
  --fo-text-main-color: rgba(0, 10, 52, 1);
  --fo-text-accent-color: rgba(45, 110, 179, 1);
  --fo-text-font-family: Noto Sans JP;
  --fo-text-link-color: rgba(13, 100, 175, 1);
  --fo-text-link-hover-opacity: 0.4;
  --fo-button1-border-radius: 6px;
  --fo-button1-text-color: rgba(255, 255, 255, 1);
}

ページ全体のトンマナを変更したい場合

MVや最初のセクションなどに特定のクラスを付与し、そのクラスが存在する場合は変数を上書きしてそのページでトンマナを変更します。

【注意点】
※共通ナビや擬似ナビは「theme-fo-base」の要素と兄弟にあたるため、別途クラスを用意して変数を当ててください。
※LP用のCSSはこちらからご確認お願いします。

.theme-fo-base:has(.base_design_custom) {
  @include fo-base-design;
}

本番反映

案件により 別途本番反映の作業が発生することがあります。
作業は、サイトチェック後にディレクターからOKの指示が出次第、対応します。
手動の作業手順
  1. 対象ページのバックアップが必要かどうかを事前に確認します。
  2. 対象のパーツをクリップボードにコピーし、本番ページに持っていきます。
  3. 指定の箇所にクリップボードに入れたパーツを配置してください。
  4. リンク設定が必要な場合は忘れずに設定してください。
  5. 作業完了後、ディレクターに報告します。 
  6.  作業ページを削除するか確認し、必要であれば削除してください。

ページ差し替え機能

対象ページについて、ページ全体を差し替えて良い場合は、Modheaderで用意されている「ページ差し替え機能」を使用して問題ありません。
※「共通エリア(共通機能を外している場合も含む)」はコピーしないのでご注意ください。
※使用に必要な情報や注意事項は別途DMや連絡チャンネルよりお送りします。
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